臨済寺: 楼門

写 真
リンク
臨済寺(静岡県・静岡市)

臨済寺(静岡県・静岡市)概要: 臨済寺は戦国時代の享禄年間(1528〜1531年)に駿河国・遠江国守護職である今川氏親が開基となり栴岳承芳により創建された寺院です。その後、今川義元が太原崇孚雪斎を招いて中興開山し今川家歴代の菩提寺としました。太原雪斎は駿河庵原(現在の静岡市清水区)出身の禅僧で、幼少時から出家し、善得寺や建仁寺、妙心寺など厳しい修行の後、今川義元の片腕として重用されました。特に外交面での功績が大きく、甲駿同盟や甲相駿三国同盟で大きくな役割を果たし、軍事面でも三河侵攻で大功を挙げています。今川家の分国法である今川仮名目録33か条の追加21箇条の制定にも寄与し徳川家康が今川家の人質として駿府城に軟禁になっていた際には臨済寺の本堂で雪斎和尚から学問を学んでいたとされ、現存する本堂(国指定重要文化財)には「お手習いの間」が残されています。今川家が没落すると衰微しましたが、徳川家康が領主になると再興され江戸時代は寺領100石が安堵されています。臨済寺山門は三間一戸、入母屋、銅板葺、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部左右には静岡浅間神社から遷された仁王像安置、徳川慶喜揮毫「大龍山」の山号額。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
静岡県1
静岡県2
静岡県3
静岡浅間神社
久能山東照宮
東口本宮
富士山本宮
北山本門寺
府八幡宮
臨済寺
石雲院
浄泉寺
大石寺
本成寺
窓泉寺
尊永寺
油山寺
実相寺
東福寺