行徳寺: 楼門

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行徳寺(富山県・南砺市)

行徳寺(富山県・南砺市)概要: 行徳寺(五箇山)は室町時代の文安3年(1446)に蓮如上人(本願寺8世。本願寺中興の祖)の弟子である道宗によって創建され、五箇山を中心に浄土真宗の布教に大きく関わりました。道宗の俗名は弥七、又は弥七郎と呼ばれていましたが、早くに両親を失い、両親に姿を似た仏像を探す旅に出た際、蓮如の教化を受けて「道宗」に改め、越中国五箇山赤尾谷の出身であることから赤尾道宗と称されるようになりました。道宗は五箇山に浄土真宗を広げる為、各集落に道場を開き、蓮如の御文を書写、さらに文亀元年(1502)2月24日には「赤尾道宗二十一箇条」を作成し多くの住民に説いて廻り、自身も蓮如が明応8年(1499)に山科本願寺において85歳で示寂するまで1年に数度の割合で上洛し本願寺で教えを請うたとされます。行徳寺は当初は道場的な存在でしたが永正10年(1513)に寺院として整備され改めて寺号を「行徳寺」に定め五箇山の信仰の中心的な役割を果たしました。行徳寺山門は江戸時代後期に造営されたもので、一間一戸、茅葺屋根、四脚鐘楼門、南砺市指定有形文化財に指定されています。寺宝が多く境内に建てられた道宗遺徳館で展示されています。

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