瑞泉寺: 楼門

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瑞泉寺(富山県・南砺市)

瑞泉寺(富山県・南砺市)概要: 瑞泉寺は南北朝時代に本願寺5世綽如上人によって創建された寺院です。その後、本願寺8世蓮如上人により北陸地方の真宗の中心的な存在として整備され、一向一揆の拠点となりました。当時の境内は城郭と同様に堀や土塁が設けられ、境内は一大要塞として機能し信徒も武装化しました。周辺領主とも激しい主導権争いが行われ領主である石黒光義を倒すと一向宗徒による自治が行われるようになり瑞泉寺もその一翼を担いました。織田信長(安土城の城主)の北陸侵攻では織田家家臣佐々成政(富山城の城主)が一揆衆を掃討し、僧侶や信徒は当地を離れ為衰退を余儀なくされますが、豊臣政権に入ると再興が許されています。江戸時代に入ると越中国(富山県)真言宗の触頭に選定され再び寺運が隆盛しています。瑞泉寺楼門は宝暦12年(1762)の火災で焼失後、江戸時代後期の文化6年(1806)に造営されたもので入母屋、瓦葺き(下屋庇:瓦葺き)、三間一戸、八脚二重楼門、間口20.3m、奥行15.5m、高さ17m、総ケヤキ造り、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、随所に精緻な彫刻(唐狭間の「波に龍」は前川三四郎作、蟇股の「八仙」は井波の彫刻師作)、富山県指定文化財に指定されています。又、参道は門前町として発展しました。名刹巡礼 古寺100選

瑞泉寺:動画

井波城(富山県南砺市):動画

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