・鮫島家は藤原南家の工藤家を出自とし、駿河国富士郡鮫島(静岡県富士市鮫島)を本貫とした事から「鮫島」姓を掲げました。建久2年に工藤宗家が薩摩国阿多郡の地頭として当地に赴任し、その後は国人領主として長く当地を支配しました。
しかし、応永25年に伊作島津家に敗れ、以降は島津家の家臣となっています。
当家は明治時代に農園や漁業等で大きな富を得て、南薩摩銀行を創業しています。建物の多くは明治時代のものですが、石垣や生垣は当時のものを継承しています。
鮫島家住宅は加世田麓が日本遺産「薩摩の武士が生きた町 〜武家屋敷群「麓」を歩く」に認定されると構成文化財に指定されています。
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