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 神社山門: 油日神社

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油日神社

油日神社(滋賀県甲賀市甲賀町)
【 概 要 】−油日神社は古くから霊山として信仰の対象になっていた油日岳の麓に聖徳太子が創建した神社です。格式が高く三大実録に記載され中世には「甲賀の総社」とも呼ばれ当地域では随一の名社とし信仰されました。楼門(神社山門)は室町時代後期に建てられたもので国指定重要文化財に指定されています。同じく本殿、拝殿、回廊も室町時代に建物で国指定重要文化財に指定されています。明治時代以前は神仏習合した事から社宝には仏教色が強いものを数多く所有しています。

【 場 所 】滋賀県甲賀市甲賀町油日

【 構 造 】−入母屋、檜皮葺、三間一戸、八脚楼門

【 備 考 】−油日大神がどの様な神なのかは判りませんが油日岳を信仰の対象とする地元神と思われます。油日神社は平安時代に成立した延喜式神名帳に記載された川枯神社の論社ですが、同じく平安時代に成立した日本三代実録に貞観3年(861)4月8日に川枯神正五位下、元慶元年(877)12月3日に油日神従五位下とあり、そもそも異なる神として表記され、神階が降格するとは考えにくい事から別々の神社とも考えられます。川枯神社は社号から資料的な価値に疑問視される「先代旧事本紀」に記されている大水口宿禰命の祖母にあたる淡海川枯姫が祭られていたと推定され、現在大水口宿禰命を主祭としている水口神社(滋賀県甲賀市水口町宮の前)を後継神社とする説もあります。水口神社の周辺には郡内最大規模の波濤が平古墳などの古墳が点在し、川と関わった地域で旧甲賀郡の中心部である事からも式内社川枯神社に相応しい神社とも言えます。八坂神社(滋賀県甲賀市水口町嶬峨)も論社の1つで往古に川枯神を勧請したとされます。現在、八坂神社の境外社に川枯社が見られる事からそちらが後継神社かも知れません。油日神社が川枯神社の論社になった根拠は良く判りませんでしたが、中世以降は「江州の無隠大社」「甲賀の総社」などと呼ばれ当地域の信仰の中心的な存在になった事から、当然、延喜式神名帳に記載されているに相応しいと思ったのかも知れません。

滋賀県の神社山門
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