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 神社山門: 日牟礼八幡宮

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日牟礼八幡宮

日牟礼八幡宮(滋賀県近江八幡市宮内町)
【 概 要 】−日牟礼八幡宮は成務天皇元年に創建された古社です。古くから朝廷とは関係が深く天皇の御座所が設置され藤原不比等が参拝に訪れ、一條天皇の勅願で宇佐八幡宮の祭神が祀られるようになりました。当初は八幡山の山頂に鎮座していましたが、平安時代後期に麓に遥拝所が設けられ山頂が上社、遥拝所が下社として信仰されるようになりました。戦国時代に入ると豊臣秀次が八幡山の山頂に八幡城が築いた際、上社が下社に合祀されました。江戸時代に入ると幕府から庇護され社領50石が安堵されていました。

【 場 所 】−滋賀県近江八幡市宮内町

【 構 造 】−入母屋、銅板葺、三間三戸、八脚楼門

【 備 考 】−由緒上は成務天皇元年を西暦131年、應神天皇6年を西暦275年と捉えているようです。日本書紀から機械的に計算すると確かにその西暦年になるようですが、西暦2〜3世紀は正に弥生時代末期の邪馬台国卑弥呼の時代にあたります。弥生時代にも素朴な自然崇拝的な信仰はあったと思われますが、具体的な祭神を祭る施設が設けられたとは考え難い様に感じます。一方、古事記で記載されている年号から成務天皇は概ね4世紀初期から中頃に在位したとの説が多く、こちらの説が正しければ日牟礼八幡宮は4世紀頃に創建したのかも知れません。今となっては奥津島神社との関係性を窺う事は出来ませんが、由緒から察すると現在の八幡山と沖島には何か繋がりがあった事を示唆する事が出来ます。

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