来迎院: 楼門

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来迎院(茨城県・常陸太田市)

来迎院(茨城県・常陸太田市)概要: 来迎院が何時頃から信仰されているのかは判りませんが古くから大洗神社の別当寺院として祭祀を司っていました。当初は大洗山普賢院と称し大洗にありましたが、江戸時代に入ると水戸藩(本城:水戸城)は夥しい寺社の統廃合を目指し寛文3年(1663)には「開基帳」を編纂させ、それを元にに随時統廃合を行い約半数になり、同時に神仏分離も行われました。大洗山普賢院はこの政策と一環として大洗神社とは分離させられ天和3年(1683)に現在地に境内を移し堯祐和尚により再興が図られました。境内は元々富貴山阿弥陀院安楽寺の寺籍でしたが、江戸時代初期に当時の住職が大罪を犯した事により廃寺となっていた事から、普賢院がそれを引き継ぐ形を採りました。現在安置されている木造阿弥陀如来坐像の胎内ある小仏頭は阿弥陀院安楽寺の本尊だったと推定されています。元禄5年(1688)には輪王寺(栃木県日光市)から来迎院の院号を授かり、これを機に「光明山安養寺来迎院」に改称しています。山門は江戸時代中期の宝暦10年(1760)に造営されたもので三間一戸、入母屋、茅葺、八脚楼門、外壁は真壁造り、素木板張り、上層部高欄付、下層部両側に仁王像安置、茨城県指定文化財に指定されています。

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