西念寺: 楼門

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西念寺(茨城県・笠間市)

西念寺(茨城県・笠間市)概要: 西念寺は建保2年(1214)に稲田頼重が親鸞聖人を招いて草庵を設けたのが始まりとされます。親鸞聖人は承元の法難により建永2年(1207)に越後国(新潟県)に流され、許された後も越後で布教活動をしていましたが、常陸国稲田の領主であった稲田頼重の招きに応じて当地に草庵を設け長く布教活動を行い浄土真宗の根本聖典である「教行信証」の製作にも尽力しました。親鸞が当地を去った後も弟子である善性が中心となり布教活動を続け、その後、浄興寺として越後に移ると、草庵跡地は稲田家が守り続け、鎌倉時代末期の嘉元2年(1304)にようやく正式な寺院となり西念寺を号するようになりました。鎌倉時代末期に寺院として正式に認められ西念寺が創建されています。その後は、長く当地を支配した笠間氏の庇護となり堂宇の造営や寺領の寄進が行われ寺運も隆盛し、江戸時代に入ると水戸藩(茨城県水戸市:本城−水戸城)の藩主水戸徳川家の庇護となり水戸光圀も御影石の井筒を寄進しています。山門は一間一戸、入母屋、茅葺、四脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、上層部中央には花頭窓、高欄付。

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