太平山神社(栃木県栃木市): 楼門

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太平山神社(栃木県・栃木市)

太平山神社(栃木県・栃木市)概要: 太平山神社は垂仁天皇の時代に創建された古社で、平安時代に全国的に天候が不順になり天下が大きく乱れると、淳和天皇が天下泰平(太平)を祈願する社の造営を望まれ、高僧として知られる慈覚大師円仁に命じて、三輪山(太平山)に社を設けて祈祷を行い多くの民衆を救ったと伝えられています。室町時代には後小松天皇の崇敬篤く広く信仰を広げ多くの末社、末寺を擁する大社(大寺院)として発展しましたが戦国時代の兵火により多くの社殿が焼失し衰微しました。江戸時代に入ると徳川将軍家から朱印状(社領50石)が発布され再興を果たしています。太平山神社随神門(楼門)は江戸時代中期の享保8年(1723)に8代将軍徳川吉宗によって寄進されたもので、入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、木部朱塗り、上層部には高欄付、下層部正面左右には随神背面には仁王像が安置、天井には五楽院法眼等随(彫物師磯辺儀左衛門信秀の2男、古河藩土井家の御抱え絵師)の筆の「龍」、上下に「太平山」の山号額が掲げられています。太平山神社随神門(楼門)は栃木市指定文化財に指定されています。又、太平山神社は古くから神仏習合していた事から境内には随所にその名残が見られます。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

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