円光寺: 楼門

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円光寺(石川県・金沢市)

円光寺(石川県・金沢市)概要: 円光寺は大永元年(1521)に日存上人により創建された日蓮宗の寺院です。日存上人は前田領の日蓮宗の中心的な存在だった金栄山妙成寺(石川県羽咋市滝谷町)の六世を担っていましたが、利常に招かれ円光寺の開山一世に就任しています。当初は守山城(富山県高岡市)の近くにあったと思われますが、守山城の城主だった前田利長と共に境内を移し、寛永13年(1636)に金沢城(石川県金沢市)の城下町の寺町として町割りされていた卯辰山麓に境内を移しました(同じく卯辰山寺院群に境内を構える全性寺も利長に従い守山城の城下町にありましたが、江戸時代中期に金沢城の城下町に移ってきました)。本堂に安置されている聖観世音菩薩は、利長の守り本尊として元々は守山城の城内に祭られていましたまが、利長が金沢城に移る際に当寺に預けたと伝えられています。円光寺山門は一間一戸、切妻、桟瓦葺、四脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付。卯辰山麓は数多くの寺院が集められた寺町で、現在でも歴史ある景観が残されている事から国重要建造物群保存地区に選定され、円光寺の楼門も景観に大きく寄与しています。

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