妙成寺: 楼門

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妙成寺(石川県・羽咋市)

妙成寺(石川県・羽咋市)概要: 妙成寺は永仁2年(1294)に領主である芝原将監が日乗上人を招いて創建した寺院です。日乗上人は石動山天平寺(石川県鹿島郡中能登町)の僧侶だったものの、日蓮宗の高僧として知られた日像上人の弟子となり日蓮宗に改宗し、日像上人を勧請開山者としました。その後、妙成寺は能登国の日蓮宗の中心として発展し、戦国時代には七尾城(石川県七尾市)の城主となった前田利家の祈願所になっています。江戸時代に入ると、加賀藩(石川県金沢市:本城−金沢城)の藩主となった前田家から引き続き庇護となり、特に利家の側室で2代藩主前田利常は生母である寿福院が篤く帰依し菩提寺となっています(寿福院は日蓮宗を篤く帰依していた徳川家康の側室の養珠院に影響を受けたとも)。妙成寺二王門は江戸時代初期の寛永2年(1625)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、桟瓦葺、八脚楼門、上層部高欄付、下層部に金剛像と那羅金剛像安置、佐々木志津摩(加賀藩の書家)の筆「金栄山」の山号額、国指定重要文化財に指定されています。妙成寺の境内には歴史ある建物が多く、本堂、祖師堂、二王門、五重塔、経堂、書院 、三光堂、三十番神、庫裡、鐘楼の10棟が国指定重要文化財に指定されています。

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