高勝寺(栃木県岩舟町): 楼門

写 真
リンク
高勝寺(栃木県・岩舟町)

高勝寺(栃木県・岩舟町)概要: 高勝寺は奈良時代後期に大山寺(鳥取県大山町)の僧侶である弘誓坊明源和尚によって創建された古寺です。伝説によると弘誓坊明源和尚は地蔵菩薩からの御告げに従い、岩舟山の生地蔵を出会う為、当地まで赴いたものの、宿にも困る有様だったそうです。すると麓に設けられた小さな小屋に住んでた伊賀坊に助けられ縁日に生地蔵が出現する事を教えられ、縁日まで日があった事から、その間2人で村人達の仕事を助けました。縁日に岩舟山に登拝すると黄金色に輝く地蔵菩薩が出現し、見事と念願成就し、翌年、再び岩舟山に訪れると伊賀坊が住んでいた小屋が失われ、不思議なことに村人に聞いても伊賀坊の存在自体否定しました。仕方なく一人で岩舟山に登拝すると、そこには伊賀坊によく似た地蔵が建立されていました。明源和尚は伊賀坊自身が生地蔵だったと悟り、当地に一宇を設けて高勝寺を創建したと伝えられています。3代将軍徳川家光の側室、宝樹院が高勝寺で子宝祈願を行い、見事後の4代将軍徳川家綱が生まれた事から、徳川将軍家から庇護されるようになり、8代将軍徳川吉宗が諸堂の整備を行っています。高勝寺山門は江戸時代中期に造営されたもので、入母屋、銅板葺き、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、木部朱塗り、上層部左右格子戸、高欄付、「岩船山」の山号額、下層部左右仁王像安置、蟇股極彩色、栃木県指定文化財。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
栃木県1
栃木県2
栃木県3
栃木県4
日光東照宮
二荒山神社
滝尾神社
輪王寺大猷院
中善寺
高勝寺
安楽寺
鑁阿寺
善光寺
尾出山神社
高椅神社
那須神社
雲巌寺
満願寺
木幡神社
寺山観音寺
太平山神社
大平寺
鷲子山上神社
海潮寺
専修寺
長栄寺