専修寺(栃木県真岡市): 楼門

写 真
リンク
専修寺(栃木県・真岡市)

専修寺(栃木県・真岡市)概要: 専修寺は鎌倉時代に親鸞聖人により創建された寺院です。親鸞聖人は承元の法難により建永2年(1207)に越後国(新潟県)に流され、許された後の建保2年(1214)に現在の茨城県笠間市稲田に草庵(現在の西念寺)を設けて布教に尽力していました。嘉禄元年(1225)、親鸞の霊夢に明星天子の化身が立ち、信濃善光寺(長野県長野市)から一光三尊仏を勧請し一宇を設けよとの御告げがあり、真岡城主大内氏の協力を得て高田山専修寺を創建に至ったと伝えられています。その後、親鸞は専修寺を拠点にして布教活動を行い約7年間当寺で生活し、親鸞が去った後も、天皇の勅願寺になるなど浄土真宗の一大拠点として大きく発展しました。室町時代に入ると、真慧によって伊勢(現在の三重県)に同じく専修寺が創建されると次第にそちらが本山的な役割が移され、当寺は衰微しました。江戸時代に入ると、堂宇が再建されるなど境内が整備されました。専修寺山門は江戸時代中期の元禄年間(1688〜1703)に造営され如来堂(阿弥陀堂)の正面に位置している建物で、入母屋、桟瓦葺、一間一戸、四脚楼門、上層部高欄付、「高田山」の山号額(前天台座主一品公猷親王筆、一品公猷親王は後西天皇の第6皇子で出家後は親王宣下を受け法親王となり、主要な天台宗寺院の座主を兼任、一方、狩野常信に書を学び能筆家としても知られています)、国指定重要文化財に指定されています。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
栃木県1
栃木県2
栃木県3
栃木県4
日光東照宮
二荒山神社
滝尾神社
輪王寺大猷院
中善寺
高勝寺
安楽寺
鑁阿寺
善光寺
尾出山神社
高椅神社
那須神社
雲巌寺
満願寺
木幡神社
寺山観音寺
太平山神社
大平寺
鷲子山上神社
海潮寺
専修寺
長栄寺