中禅寺(栃木県日光市): 楼門

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中善寺(栃木県・日光市)

中禅寺(栃木県・日光市)概要: 中禅寺は奈良時代に日光を開いた勝道上人により創建されたと伝わる古寺で、本尊は勝道上人が中禅寺湖で船上で修行を行っている最中に千手菩薩観音が出現し、その姿を模して桂の立木に彫刻したとされます(木造千手観音立像は国指定重要文化財)。同時期に勝道上人は二荒山神社を創建し、山頂には奥の院、麓には中宮祠を設けた事から中禅寺はその別当寺院として祭祀を司りました。鎌倉時代末期の正和4年(1315)に仁澄により境内が整備され再興、神仏分離令後は二荒山神社から離れ輪王寺別院となっています。明治35年(1902)の山津波により歴史ある境内は壊滅的な被害を受け、同地での再建を諦め、現在地に境内を移し堂宇が再建されています。中禅寺山門は入母屋、銅瓦棒葺き、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り木部朱塗り、上層部には花頭窓、高欄付、「中禅寺」の扁額、下層部正面左右には仁王像、背面には風神像、雷神像が安置されています。毎年9月には日光修験秋峰修行大護摩供が行われ、中でも「火渡り」は当時の修験僧の修行を彷彿させます。坂東三十三観音霊場第18番札所。

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