名 称 | 建築年 | 内 容 | 場 所 | 備考 |
・六所神社 | |
六所神社が何時頃から信仰が始められたのかは不詳ですが奈良時代に成立した「出雲国風土記」や平安時代中期に成立した「延喜式神名帳」に記載された古社で、当時は「佐久佐神社」と呼ばれていたようです。ただし、佐久佐神社は八重垣神社も主張している事から論社となっています。出雲国府に隣接し、出雲国総社とも呼ばれ、歴代国司、守護、領主、藩主から崇敬庇護され、社領の寄進や社殿の造営が繰り返されました。紙本著色勅使代参向図は江戸時代初期に描かれたもので島根県指定文化財に指定されています。
| ・島根県 ・松江市 | |
・美保神社 | |
美保神社は平安時代中期に成立した延喜式神名帳に記載された格式の高い古社です。歴代領主から崇敬庇護され社領の寄進や社殿の造営が随時行われました。特に境内地は海上交通の要衝だった事から海運業者や漁業関係者から信仰され、恵比寿信仰の本社としても信仰されました。本殿は大社造が2棟並列する「美保造」又は「比翼大社造」と呼ばれる独特な配置構成が成され国指定重要文化財に指定されています。
| ・島根県 ・松江市 | |
・金屋子神社 | |
金屋子神社は何時頃から祀られていたのかは判りませんが、金属生産や鉱山開発の守護神である金山彦命と金山姫命が主祭神としている事から関係者から信仰の対象となりました。社殿は江戸時代末期に建てられたもので島根県指定有形文化財に指定されています。
| ・島根県 ・安来市 | |
・富田八幡宮 | |
富田八幡宮は欽明天皇31年に創建された古社で、奈良時代に成立した「出雲国風土記」や平安時代中期に成立した延喜式神名帳にも記載されていました。歴代領主からも崇敬庇護され、特に境内地が月山城の城内だった事から歴代城主から篤く信仰されました。月山城の築城の際には現在地に里宮として遷座し、さらに八幡神の分霊が勧請合祀されました。江戸時代に入ると松江藩主や広瀬藩主が庇護し、社領の寄進や社殿の造営が随時行われました。現在の社殿は江戸時代後期に建てられたもので、島根県指定文化財に指定されています。
| ・島根県 ・安来市 | |
・伊賀多気神社 | |
伊賀多気神社は垂仁天皇が在位している時代に創建された古社です。奈良時代に成立した「出雲国風土記」や平安時代に成立した「延喜式神名帳」にも記載され、当時から格式が高かった事が窺えます。その後衰退しましたが、戦国時代の天文年間に現在地に再興されています。木造随神立像と木造獅子頭は島根県指定文化財に指定されています。
| ・島根県 ・奥出雲町 | |