荒子観音寺: 楼門

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荒子観音寺(愛知県・名古屋市)

荒子観音寺(愛知県・名古屋市)概要: 荒子観音寺は奈良時代の天平元年(729)、修験の高僧で白山(日本三名山:標高2702m・石川県白山市・岐阜県大野郡白川村)を開山したとして知られた泰澄大師により創建された寺院で、その後、天平13年(741)に泰澄大師の弟子とされる自性により境内が整えられています。戦国時代には既に荒廃していましたが、永禄年間(1558〜1570年)に全運和尚により再興を果たし、天正4年(1576)には荒子城の城主前田利家(加賀100万石前田家の祖)も本堂を造営、江戸時代には尾張四観音(笠寺観音・甚目寺観音・荒子観音・竜泉寺観音)に数えられ大きく信仰を広げています。円空縁の寺院でもあり多宝塔(天文5年:1536年建築・国指定重要文化財)には円空により彫刻された千面菩薩小像が安置されています。荒子観音寺山門は大正5年(1926)に造営された建物で、入母屋、本瓦葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部には円空作の仁王像が安置(円空仏としては最大)、「浄海山」の山号額、多宝塔と共に名古屋市の都市景観重要建築物等に指定されています。尾張三十三観音12番。大名古屋十二支。

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