尾張大国霊神社: 楼門

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尾張大国霊神社(愛知県・稲沢市)

尾張大国霊神社(愛知県・稲沢市)概要: 尾張大国霊神社は崇神天皇(第10代天皇)の時代に創建された古社で、尾張国府が近くにあった事から国事の祭祀を司り国府宮や尾張総社とも呼ばれました。一方、本殿の近くには自然石を5個円形に並べた「磐境」がある事から神社として成立する以前から古代の自然崇拝的な祭祀場があったと推定されています。尾張大国霊神社は格式も高く、平安時代中期に成立した延喜式神名帳に式内社として記載され、国府宮三社、尾張五社にも数えられました。歴代領主、為政者から崇敬庇護され、永禄7年(1564)には織田信長が社殿を修理し、文禄4年(1595)には豊臣秀吉が社領105石を寄進、元和7年(1621)には初代尾張藩主徳川義直が社領150石が安堵され歴代尾張徳川家が追認しています。尾張大国霊神社神門は下層部が室町時代後期、上層部が正保3年(1646)に造営されたもので、入母屋、桧皮葺(旧こけら葺)、三間一戸、八脚楼門、桁行7.79m、梁間4.452m、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、国指定重要文化財に指定されています。

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