頓聴寺: 楼門

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頓聴寺(愛知県・一宮市)

頓聴寺(愛知県・一宮市)概要: 頓聴寺は南北朝時代の建武元年(1334)頃に真言宗の寺院として創建されました。室町時代には尾張国守護職から庇護となり山門には当寺の守護職である斯波義重筆の「萬松山」の扁額(高さ43cm、幅81cm・一宮市指定文化財)が掲げられています。斯波義重は室町時代前期の守護大名で斯波家6代目当主、3代将軍足利義満に仕え幕府の管領、宿老として重用されました。尾張国内でも、税制の確立や有能な人材登用、社寺の保護などを行っています。又、能書家としても知られ、頓聴寺に奉納された「萬松山」の扁額は、「尾張名所図会」の中で「名所の印あり。実に能書にして古雅なり」と評されています。頓聴寺は室町時代中期の文正年間(1466〜1467年)に本願寺第8世で本願寺中興の祖とされる蓮如上人によって真宗大谷派の寺院として改宗開山しています。頓聴寺山門は入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚鐘楼門、上層部は鐘撞堂、外壁は柱のみの吹き放し、高欄付。寺宝の「桜花美人の図」は江戸時代初期に岩佐又兵衛、「竹に尾長鳥の図」は尾張藩2代藩主徳川光友が製作した貴重なもので一宮市指定文化財に指定されています。

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