長光寺: 楼門

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長光寺(愛知県・稲沢市)

長光寺(愛知県・稲沢市)概要: 長光寺は平安時代の仁寿元年(851)に小野篁(陸奥国守)が地蔵尊を安置し、応保元年(1161)に平頼盛によって寺院として整備されました。平頼盛は平忠盛の5男で平清盛の弟にあたり、平治元年(1159)に起こった平治の乱で大功を挙げ尾張守に就任、しかし、永万2年(1166)に大宰大弐に就任し大宰府に赴任した為、尾張の地を去っています。延元3年(1336)に足利尊氏が戦勝祈願を行い、念願成就すると仏意に感謝し祈願所として山門を造営しています。その後は織田家、徳川家、江戸時代には領主である尾張徳川家が庇護しました。境内は織田家の居城だった清州城から近く、織田信長が茶の湯や膳に水を汲んだと伝わる井戸が残され「臥松水」と呼ばれています。山門は江戸時代後期の天明8年(1788)に建てられたもので、入母屋、本瓦葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部左右に仁王像安置、稲沢市指定文化財に指定されています。六角堂(国指定重要文化財)は永正7年(1510)に造営されたもので内部には本尊である鉄造地蔵菩薩立像(別名:汗かき地蔵・国指定重要文化財)が安置されています。

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