滝山寺: 楼門

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滝山寺(愛知県・岡崎市)

滝山寺(愛知県・岡崎市)概要: 滝山寺は奈良時代の朱鳥元年(686)に天武天皇(第40代天皇・在位:673〜686年)の勅命で修験道の開祖とされる役小角が創建したと伝わる寺院です。その後衰微しましたが、平安時代の保安年間(1120〜1123年)に仏泉上人が天台宗の寺院として再興し寺号を「吉祥寺」から「滝山寺」に改称、熱田神宮(愛知県名古屋市)大宮司藤原南家の保護もあり関係を深くしました。中世に入る鎌倉幕府(源頼朝の従兄弟である寛伝上人が住職に就任)、室町幕府(足利将軍家の順菩提寺)、歴代領主から庇護され寺運も隆盛しましたが、室町幕府が臨済宗に改宗すると庇護を失い、さらに天正18年(1590)に岡崎城の城主に就任した田中吉政から寺領を認められなかった為に衰微しました。江戸時代に入ると徳川将軍家の庇護となり寺領412石で再興、3代将軍徳川家光は堂宇を造営する共に、境内の一角に滝山東照宮を創建しさらに200石が加増されました。三門は室町時代前期に建てられたもので、入母屋、こけら葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、木部朱塗り、上層部高欄付、下層部左右に金剛力士像安置、「瀧山寺」の扁額、国指定重要文化財に指定されています。

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