永建寺: 楼門

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永建寺(福井県・敦賀市)

永建寺(福井県・敦賀市)概要: 永建寺は室町時代初期の応永2年(1395)に創建された曹洞宗の寺院で、小室真宗が開創し師事した宝山宗珍を開山一世として迎えています。宝山宗珍は明峰派の祖と仰がれる明峰素哲大和尚の高弟で加賀(石川県)永安寺を開山した玄路統玄に師事し、加賀永祥寺や宝蔵寺(秋田県大仙市神宮寺)を開山しています。その後、越前国守護職である朝倉家から庇護され寺運も隆盛しましたが、戦国時代に織田信長(安土城の城主)が朝倉家を滅ぼすと庇護者を失い衰微しました。その後、豊臣秀吉の家臣である大谷吉継が敦賀城主に就任すると再興が図られ、寺領の安堵や禁制が発布するなど保護に努めています。慶長2年(1597)に現在に移りましたが、慶長5年(1600)の関ケ原の戦いで大谷吉継は西軍に与し自刃した事で、再び庇護者を失い、その後は住民達の菩提寺として境内が維持されました。江戸時代末期には水戸天狗党を裁く為に当地に派遣された幕府軍総督田沼意尊の拠点となっています。永建寺山門は江戸時代後期の天保元年(1830)に建てられたもので、入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部花頭窓、高欄付。

永建寺:動画

敦賀城:動画

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