萬慶寺: 楼門

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萬慶寺(福井県・鯖江市)

萬慶寺(福井県・鯖江市)概要: 萬慶寺は江戸時代中期の享保5年(1720)に鯖江藩主となった間部詮言が陽光和尚を招いて間部家の菩提寺として創建した寺院です。先代の間部詮房の菩提寺は浄土宗の浄念寺(新潟県村上市)でしたが、跡を継いだ詮言は曹洞宗の常福寺(新潟県村上市)の僧である陽光和尚を招いて、西家中(現在の鯖江市桜町)に万松庵を設けました。何故、詮言が宗旨変えしたのかは不詳ですが兄である詮房が8代将軍徳川吉宗から疎まれ、幕閣の中枢から排斥された事を受け、間部家の印象を払拭したかったのかも知れません。万松庵は享保10年(1725)に現在地に境内を移し、永平寺(福井県永平寺町)から承天禅師を招いて永平寺の末寺となり、現在の寺号「萬慶寺」に改称しています。以来、鯖江藩主間部家の菩提寺として篤く庇護されました。萬慶寺本堂の天井画は鯖江藩7代藩主間部詮勝が描いたもので「風神図」、「龍神図」、「雷図」の3面は鯖江市指定文化財に指定されています。萬慶寺山門は江戸時代後期に造営されたもので入母屋、桟瓦葺、一間一戸、楼門、上層部高欄付、間口3間、奥行き2間、鯖江市指定文化財に指定されています。

萬慶寺:動画

鯖江陣屋:動画

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