三國神社: 楼門

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三國神社(福井県・坂井市)

三國神社(福井県・坂井市)概要: 三國神社が何時頃から祀られているのかは判りませんが、当地域を開発した継体天皇が崩御すると遺徳を偲び祭られるようになったそうです。平安時代に成立した延喜式神名帳に式内社として記載され古くから格式が高かった事が窺えます。中世に入り朝廷の権威が失墜すると三國神社も荒廃し何時しか信仰する人も居なくなり忘れられました。一方、室町時代後期に兵庫川に流れ着いた御神体を正智院の守護神大山咋命として祀るようになり、天台宗の総本山である比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本)の守護神である日吉大社に肖って山王権現と呼ばれるようになりました。明治時代の神仏分離令と廃仏毀釈運動により神社として独立し社号を由緒ある三國神社にしようとしましたが、上記の由緒は説得力が無い為に許可が得られず、その後に改めて許可を得て現在の社号「三國神社」に改称しています。三國神社随神門(神社山門)は元治元年(1864)に起工し明治3年(1870)に竣工した建物で、入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、間口3間、奥行2間、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、上層部高欄付、下層部左右には随神像安置、棟梁は森町出身の安右ヱ門、福井県指定文化財に指定されています。

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