長源寺: 楼門

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長源寺(福井県・小浜市)

長源寺(福井県・小浜市)概要: 長源寺は室町時代初期の康暦2年(1380)に日源上人が創建した日蓮宗の寺院です。日源は越後蒲原(旧新潟県蒲原郡)出身の日蓮宗の僧侶で本覚寺の日禅に師事していました。ある時上洛を試み当地を訪れた際、正護比丘尼を名乗る女性に出会い、彼女の懇願により一宇を設けたと伝えられています。戦国時代まで後瀬山の麓(現在の空印寺・小浜藩酒井家の菩提寺・境内には八百比丘尼が8百歳で入定したと伝わる洞窟が残されています。※小浜西組)に境内を構えていましたが5世日樽の代の大永2年(1522)に武田元光が境内地に居館を設ける事となり現在地に移されました。中世は若狭武田家や武田家の被官である粟屋家、江戸時代は小浜藩主である京極氏、酒井氏から庇護された事で領内の日蓮宗寺院の中心的な存在となり僧院17ヵ寺を擁するなど大きく繁栄しました。長源寺山門は江戸時代初期の貞享4年(1687)に造営された建物で、入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門、間口3間、奥行2間、外壁は真壁造り板張り、上層部内部に十六羅漢像安置、花頭窓、高欄付、下層部両側には仁王像安置、「向嶋山」の山号額、小浜市指定文化財に指定されています。

長源寺:動画

若狭 武田氏館(福井県小浜市):動画

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