称名寺: 楼門

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称名寺(福井県・福井市)

称名寺(福井県・福井市)概要: 称名寺は佐々木三郎盛綱が開基となり創建されたと伝わる真宗高田派の寺院です。盛綱は鎌倉幕府初代将軍となった源頼朝の側近で、特に備前国児島の藤戸の戦いでは、平家の有力武将である平行盛を奇策を講じて討つ取る大功を挙げていいます。ただし、称名寺は鎌倉時代後期頃に開かれたと推定される事から伝説の域を出ません。それによると、佐々木一族の後裔を自称する法善光実が専修寺3世顕智上人に師事し創建に至ったとされ、顕智上人は専修寺3世を建長8年(1256)〜延慶3年(1310)にかけて就任してる事から概ね鎌倉時代後期に北陸地方の教化を進める為に当地域にその拠点として太子堂を設け、これが称名寺のはじまりと推定されています。寛正5年(1464)には高田専修寺10世真恵が来越、その後は真宗高田派と対立した一向一揆との激しい戦いが長期の間繰り広げられ、その兵火により次第に衰微しました。江戸時代前期の寛永16年(1639)に現在地に境内を移して再興されています。称名寺山門は江戸時代後期の天明5年(1786)に造営された建物で、入母屋、桟瓦葺き、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り素木板張り、上訴部に高欄、「折立山」の山号額、細部には細かな彫刻。

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