清水寺: 楼門

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清水寺(岩手県・花巻市)

清水寺(岩手県・花巻市)概要: 清水寺は平安時代の大同2年(807)に当地に派兵された坂上田村麻呂により創建されたと伝わる古寺で、京都に境内を構える清水寺と、播磨(兵庫県)に境内を構える清水寺と共に日本三清水とされます(千葉県いすみ市の清水寺など諸説有)。弘仁2年(811)、天台宗の高僧として知られる慈覚大師円仁により定められた奥羽三十三観音霊場1番札所に選定されるなど信仰を広め、平安時代後期には源頼義・義家父子が前九年合戦の戦勝祈願を行い壮大な堂宇を造営されました。安土桃山時代には豊臣秀吉により奥州仕置きの不満から発生した九戸の乱際には平定の為に派兵された豊臣秀次の家臣が清水寺で戦勝祈願を行っています。山門は昭和初期に造営されたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺、正面軒唐破風、八脚楼門、上層部には当国三十三所観音霊場の本尊を模した観音像が安置されています。本堂は江戸時代後期の建てられた古建築物で宝形造り、銅板葺き、正面3間向拝付、内部には盛岡藩主南部利剛筆の「清水護寺」の扁額が掲げられ本尊である十一面観音像が安置されています。又、境内の近くには「慈眼水」と呼ばれる霊水が湧き出る井戸があり眼病に御利益があるとされます。

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