牛伏寺: 楼門

写 真
リンク
牛伏寺(長野県・松本市)

牛伏寺(長野県・松本市)概要: 牛伏寺の本尊は聖徳太子が42際の厄年の際に自ら厄除けと国家安寧を祈願して彫刻したと伝わる十一面観音像で国指定重要文化財に指定されています。寺号の「牛伏寺」は奈良時代の天平勝宝7年(755)に唐(中国)からの使者が大般若経六百巻を2頭の牛に乗せ善光寺(長野県長野市)に奉納に向う際、当地で2頭の牛が伏せたまま動かなくなったから、使者は本尊である十一面観音像の仏意と悟り、桁行3間、梁間2間、大般若経を当寺に納めた事に由来しています。ただし、境内背後の鉢伏山には蔵王権現(牛伏権現)が祭っている事から、当初は山岳信仰の修験道場として発展し、室町時代の天文3年(1534)に現在地に境内を移し寺観が整えられと思われます。牛伏寺山門は慶長17年(1612)の火災で焼失後の享保11年(1726)に建てられた建物で、三間一戸、入母屋、桟瓦葺(旧こけら葺き)、八脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、木部朱塗り、上層部高欄付、下層部仁王像安置、「金峯山」と「福聚楼」の扁額、松本市指定文化財に指定されています。寺宝が多く文化財を多数所有しています。信濃三十三番中第27番札所。信州筑摩三十三カ所観音霊場第9番札所。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
長野県1
長野県2
長野県3
長野県4
長野県5
善光寺
正満寺
牛伏寺
金松寺
見宗寺
浄念寺
東光寺
法蔵寺
雲龍寺
宗林寺
運松寺
大通寺
光岳寺
信定寺
玄照寺
龍雲寺
貞祥寺
自成寺
安養寺
蕃松院
八幡神社
観音寺
法華寺
教念寺