雲龍寺: 楼門

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雲龍寺(長野県・安曇野市)

雲龍寺(長野県・安曇野市)概要: 雲龍寺は平安時代の大同2年(807)に開かれたと云われる曹洞宗の寺院です。中世、長く当地を支配した塔原氏(海野氏の一族)の名跡を継いだ塔原式部少輔盛綱(仁科盛明の子供)が霊松寺(長野県大町市:仁科家の菩提寺)6世竜門薫和尚を招いて中興開山しています。以後、塔原氏菩提寺として庇護されましたが、天正11年(1583)、小笠原貞慶に対し謀反の計画が露呈した事から軍を差し向けられ居城である塔ノ原城は落城、最後の当主となった塔原三河守も深志城(松本城)で謀殺され塔原氏は没落しました。雲龍寺は庇護者を失い衰微しました、その後再興が図られ、江戸時代には境内には七堂伽藍が立ち並び、山内には支院があるなど繁栄しています。山門は江戸時代中期の天明3年(1783)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、銅板葺き、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部には象眼窓、高欄付、内部に釈迦如来と十六羅漢が安置、「源川山」の山号額、安曇野市指定文化財に指定されています。本堂(安曇野市指定有形文化財)内陣に設置されている厨子には文明2年(1470)に制作された本尊となる大日如来座像(安曇野市指定有形文化財)が安置されています。

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