見宗寺（長野県・辰野町）概要： 見宗寺は室町時代末期の永禄年間（１５５８〜１５７０年）に開かれた浄土宗の寺院です。戦艦大和艦長有賀幸作中将の菩提寺で境内には墓碑が建立されています。有賀幸作は明治３０年（１８９７）８月２１日に長野県上伊那郡朝日村（現在の辰野町）で生まれ、大正６年（１９１７）１１月２４日に海軍兵学校卒業後は、海軍水雷学校普通科、海軍砲術学校普通科に通いました。その後は多くの艦長経験を経て昭和１６年（１９４１）１２月８日のハワイ真珠湾攻撃参加し、昭和１９年（１９４４）１１月６日に戦艦「大和」艦長に就任、昭和２０年（１９４５）４月５日に沖縄海上特攻作戦に参加し同年４月７日に九州南西海面で沈没しています。見宗寺山門は江戸時代中期の享保４年（１７１９）に建てられたもので三間一戸、入母屋、銅板葺、八脚楼門（太平洋戦争で梵鐘を供出する以前は鐘楼門）、外壁は真壁造り板張り、上層部中央に花頭窓、両側に格子戸、高欄付、棟梁は地元（平出）出身の名工として知られた平泉伝左衛門（建仁寺流）、辰野町指定有形文化財に指定されています。伊那諏訪八十八ヶ所霊場第３１番札所。
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