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 神社山門: 蚊屋島神社

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蚊屋島神社

蚊屋島神社(鳥取県日吉津村)
【 概 要 】−蚊屋島神社が何時頃から祭られているのかは不詳ですが、一説には平安時代に成立した六国史の1つ「日本三大実録」で天照高日女神と記載されているのは蚊屋島神社の事とも云われています。又、祭神の2柱から伊勢系と出雲系の2つの系統の神社が合併したとも云われています。古くから当地域の鎮守として歴代領主から庇護され社領の寄進や社殿の造営さなどが随時行われ社運も隆盛しました。

【 場 所 】−鳥取県西伯郡日吉津村日吉津

【 構 造 】−切妻、銅板葺き、三間一戸、八脚単層門

【 備 考 】−蚊屋島神社は平安時代の歴史書である日本三代実録に記載されてる「天照高日女神」とされ(他に該当する論社が無い為、事実上当社が比定社とされます)、様々な事柄から推察すると当初は天照高比売命の1柱が祭られていたと思われますが、時代がさがると「天照」だけが独り歩きして、やがて天照大神が祭られるようになったとされます。その為、社領証文や棟札、神主裁許状には「大神宮」や「伊勢宮」、「天照皇大神宮」、「日吉津大神宮」など記載されるようになりましたが、口碑では引き続き天照高比売命が祭られていた事が伝えられていた為、時期は不明ですが少なくとも嘉永年間(1848〜1854年)に記された社帳以後は高比売命が祭られているようになったそうです。歴史的に明確になると戦国時代からで、永禄10年(1567)の文書によると伯耆国尾高城の城主で毛利家の家臣である杉原播磨守盛重が崇敬した事が記載されており、その後は歴代領主から社領の寄進が行われた事が判っています。

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