洞泉寺: 楼門

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洞泉寺(愛知県・豊田市)

洞泉寺(愛知県・豊田市)概要: 洞泉寺は鎌倉時代末期の正和2年(1313)に創建した寺院です。当初は上伊保に境内を構えていましたが、室町時代の応仁2年(1468)に小坂町本町付近、万治3年(1660)に桜町(当時の挙母藩の藩庁が置かれていた桜城の城下町)、天明5年(1785)に現在地(挙母藩の藩庁が置かれていた七州城の城下町)に境内を移しています。当初の宗派は法相宗でしたが天台宗を経て宝徳元年(1449)に弘経寺(茨城県常総市豊岡町)を開山した嘆譽上人の高弟である廓譽上人によって浄土宗に改めています。建武の新政から南北朝時代にかけての争乱による兵火により境内が荒廃しましたが、正長〜永亨年間(1428〜1441年)に再興を果たしています。江戸時代に入ると挙母藩主内藤家の菩提寺として寺運が隆盛し多くの末寺を擁しました。洞泉寺山門は江戸時代後期のは文化4年(1807)造営された建物で、入母屋、桟瓦葺、一間一戸、四脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付。内藤家の墓域(7代藩主内藤文成の他、一族合わせて7基)は豊田市指定史跡に指定されています。近代的な本堂には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。法然三河二十五霊場第18番札所。

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