赤岩寺: 楼門

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赤岩寺(愛知県・豊橋市)

赤岩寺(愛知県・豊橋市)概要: 赤岩寺は奈良時代の神亀3年(726)に高僧として知られた行基菩薩により創建された古寺です。平安時代に入った天安元年(857)に弘法大師空海の十大弟子の一人、果隣上人によって天台宗から真言宗に宗派を改めています。鎌倉時代には初代将軍である源頼朝が選定した三河の名刹七ヶ寺に数えられ、家臣である安達盛長がそれに相応しい堂宇を造営し境内を整備しました。その後は歴代領主である駿河国、遠江国守護職の今川氏や松平家家臣である戸田氏が庇護しました。江戸時代に入ると幕府から寺領50石が安堵され、歴代吉田藩主の祈願所として篤く信仰されました。特に境内に鎮座している愛宕権現社に祭られている勝軍地蔵尊は「勝」という字が勝利に因む縁起が良い事から武士達から篤く信仰されました。木造愛染明王坐像は国指定重要文化財、木造聖観音立像と絹本刺繍阿弥陀三尊種子は豊橋市指定文化財に指定されています。赤岩寺山門は安政4年(1857)に造営されたもので、入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付、下層部左右には鎌倉時代に制作された仁王像安置。豊橋観音三十三観音霊場第8番札所。東三河二十四薬師札所第17番札所。

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