鳳来寺: 楼門

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鳳来寺(愛知県・新城市)

鳳来寺(愛知県・新城市)概要: 鳳来寺は飛鳥時代の大宝2年(702)に文武天皇(第42代天皇・在位:697年〜慶雲4年707年)の勅願で利修仙人により創建された古寺で、奈良時代には聖武天皇(第45代天皇・在位:神亀元年724年〜天平勝宝元年749年)から「鳳来寺」の勅額を賜っています。中世に入ると鎌倉幕府初代将軍源頼朝が祈願所として庇護し(平治の乱で落ち延びた頼朝は、鳳来寺の支院の一つ医王院に3年間匿われたとされます)、その後は歴代領主が庇護しています。戦国時代に入ると、松平広忠が子宝祈願を行い、その御利益により徳川家康(幼名:竹千代)が生まれた事から松平家、徳川家の庇護となりましたが、徳川家が関東に移封になると衰微しました。江戸時代に入ると、その故事を知った3代将軍徳川家光が境内に日光東照宮から東照大権現を勧請し鳳来山東照宮を造営、鳳来寺の堂宇も随時整備されました。明治時代の神仏分離と廃仏毀釈により衰微しましたがその後再興しています。鳳来寺山門(仁王門)は江戸時代初期に建てられたもので、入母屋、銅板葺、三間一戸、八脚楼門、外壁は真壁造り木部朱塗り、上層部高欄付、下層部仁王像(新城市指定文化財)安置、「鳳来寺」の扁額、国指定重要文化財。

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