建中寺: 楼門

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建中寺(愛知県・名古屋市)

建中寺(愛知県・名古屋市)概要: 建中寺は江戸時代初期の慶安4年(1651)に尾張徳川家の菩提寺として誉廓呑上人を招いて創建された寺院です。御三家である尾張徳川家の菩提寺として堂宇の造営が藩費で賄われ、高い格式と、寺領500石が安堵された事で寺運も隆盛し、塔頭7院(宗心院・甲龍院・誓安院・全順院・正信院・光寿院・養寿院)を擁する大寺院に発展、境内は4万8千坪と広大で本堂や徳川家霊廟、開山堂、鐘楼、総門、経蔵など様々な堂宇が建立されました。明治時代の廃藩置県におり尾張藩が廃藩になると庇護者を失い衰微しましたが、無本寺(別格本山)から知恩院の末寺へと移行し境内を守りました。建中寺三門は江戸時代初期の慶安5年(1652)、創建当時の姿を留めている建物で、入母屋、本瓦葺(下屋庇:本瓦葺)、三間一戸、八脚二重楼門、外壁は真壁造り板張り(総檜造)、上層内部には釈迦如来像を中尊として十六羅漢像安置、高欄付、名古屋市指定文化財、名古屋市都市景観重要建築物に指定されています。徳川家霊廟は天明5年(1785)の火災で焼失後の天明7年(1787)に造営され霊廟(権現造:本殿・渡殿・拝殿が一体)と唐門、透塀で構成されているもので愛知県指定有形文化財に指定されています。

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