愛知県の楼門建築4

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名 称
内   容
場  所
・大須観音 大須観音

○大須観音は元亨4年に後醍醐天皇の勅願により創建された北野天満宮の別当寺院として元弘3年に能信上人によって開かれました。その後は後村上天皇の勅願寺として寺運も隆盛し、最盛期には寺領1万石、近隣6各国に末寺が境内を構えるまでとなりました。戦国時代になると尾張守護職を担った織田家の庇護となり、織田信長は寺領500石を寄進しています。江戸時代に入り徳川家康により名古屋城が築城されると、家康の命により犬山城の城主成瀬正茂によって現在地に移されています。寺宝が多く古事記(賢瑜筆、3帖)と漢書食貨志(第四1巻)、ちょう玉集(巻第12、第14 天平19年書写奥書 2巻)、翰林学士詩集(1巻)が国宝に指定されています。山門は入母屋、本瓦葺、三間一戸、八脚楼門。

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・愛知県
・名古屋市
・中区大須
・興正寺 興正寺

○興正寺は貞享3年に天瑞圓照によって創建された寺院です。天瑞圓照は高野山の僧侶で、弘法大師の五鈷杵を引き継いだ高僧として知られ、尾張藩2代藩主徳川光友が深く信仰した事から寺領の寄進の堂宇の造営が行われました。境内は本寺である高野山を模して計画された為「尾張高野」の異名があり、大いに繁栄しました。五重塔は愛知県に現存する五重塔の中では最古の建物で国指定重要文化財に指定されています。山門は入母屋、本瓦葺、三間三戸、八脚楼門。

興正寺の楼門写真はこちら

・愛知県
・名古屋市
・昭和区
・建中寺 建中寺

○建中寺は慶安4年に尾張徳川家の菩提寺として創建された寺院です。御三家である尾張徳川家の菩提寺として寺領500石が安堵され、境内は4万8千坪と広大で本堂や徳川家霊廟、開山堂、鐘楼、総門、経蔵など様々な堂宇が建立されています。三門は江戸時代初期の創建当時の姿を留めている建物で、入母屋、本瓦葺、三間一戸、八脚2重楼門、名古屋市指定文化財に指定されています。

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・愛知県
・名古屋市
・東区
・東本願寺 東本願寺

○東本願寺は元禄3年に尾張藩2代藩主徳川光友から境内地を与えられ創建しました。境内は織田信秀の居城の1つ古渡城が築城されていた跡地で、一説には織田信長の生誕地とも云われています。明治時代初頭には現在でいうところの愛知県庁や愛知県議会が置かれ政治、行政の中心となりました。昭和20年まで貴重な建物が多く残されていましたが、太平洋戦争の空襲により焼失しています。山門は近年建てられたもので、入母屋、本瓦葺、三間三戸、八脚2重楼門。

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・愛知県
・名古屋市
・中区橘
・日泰寺 日泰寺

○日泰寺は明治37年に創建した寺院で、仏教寺院であるものの日本で唯一宗派の無い事でも知られています。当時のシャム国から釈迦の真骨を拝領した事から日本とシャムの友好を示す為、寺号を「日暹寺」としましたが昭和14年に国名がタイ国に変更した事を受け「日泰寺」に改めています。山門は近年に建てられたものでコンクリート造、入母屋、銅瓦棒葺、三間一戸、八脚二重楼門。

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・愛知県
・名古屋市
・千種区
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愛知県1真清田神社頓聴寺伊賀八幡宮六所神社随念寺
愛知県2大樹寺滝山寺津島神社尾張大国霊神社長光寺甚目寺
愛知県3大鷲院十念寺報光寺荒子観音寺
愛知県4大須観音興正寺建中寺東本願寺名古屋別院日泰寺
愛知県5聖運寺養寿寺鳳来寺総持寺宝蔵寺了運寺
愛知県6洞泉寺赤岩寺豊川稲荷大恩寺龍源寺

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