大恩寺: 楼門

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大恩寺(愛知県・豊川市)

大恩寺(愛知県・豊川市)概要: 大恩寺は推古天皇(第33代天皇)の時代に高麗出身の恵淮により創建された古寺です。室町時代の文安元年(1444)に寿亀山天樹院弘経寺(茨城県常総市豊岡町)2世聖蓮社了暁上人慶善大和尚が再興し、寺号を「浄光院」から「大運寺」に改め、宗派を「三論宗」から「浄土宗」に改めています。その後、室町時代の文明年間(1469〜1487年)に松平親忠(松平氏の第4代当主)の庇護となり大樹寺(愛知県岡崎市鴨田町)の勢誉愚底が現在地に境内を移し、明応8年(1499)には後土御門天皇(第103代天皇・在位:寛正5年1464年〜明応9年1500年)の勅願寺となりました。松平広忠(徳川家康の父親)が堂宇の造営と境内の整備を行うと寺号を「大恩寺」、院号「浄土真院」に改めています。その後に領主となった牧野家の菩提寺となり寺領の安堵や堂宇の造営が随時行われました。江戸時代に入ると、移封したものの牧野家が庇護し、幕府からも寺領100石が安堵されていました。山門は入母屋、本瓦葺(下屋庇:本瓦葺)、三間一戸、八脚二重門、外壁は真壁造り板張り、上層部花頭窓、高欄付、愛知県指定文化財に指定されています。本堂には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。

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