了運寺: 楼門

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了運寺(愛知県・知立市)

了運寺(愛知県・知立市)概要: 了運寺は平安時代の喜祥3年(850)に当時の高僧として知られる慈覚大師円仁によって創建された神宮寺に縁のある寺院です。伝承によると円仁が全国を巡錫し当地を差し掛かった際に、毒蛇に噛まれ動けなくなりました。円仁は当地に鎮座する知立神社(三河国二宮)に平癒を祈願したところ、不思議と体が軽くなり平癒した事から神意に感謝し、別当寺院である神宮寺を創建しました。神宮寺には7坊あったとされ、その内の1坊が了運寺だったとされます。室町時代中期の明応2年(1493)に浄林了運大和尚により天台宗から浄土宗に改宗しています。明治時代の神仏分離令と廃仏毀釈により神宮寺が廃寺なると、仏像や仏具が了運寺に移されますが、神宮寺の後継となる総持寺が再興するとそれらは総持寺に移しています。寺宝の法然上人御絵伝は知立市指定文化財に指定されています。山門は入母屋、桟瓦葺、一間一戸、四脚鐘楼門、上層部鐘撞堂、高欄付、外壁は柱のみの吹き放し。本堂は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、正面1間向拝付き、内部には本尊である阿弥陀如来像が安置されています。知立三弘法第二番札所(札所本尊:弘法大師)。

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