大須観音: 楼門

写 真
リンク
大須観音(愛知県・名古屋市)

大須観音(愛知県・名古屋市)概要: 大須観音(真福寺寶生院)は鎌倉時代初期の建久年間(1190〜1198年)に尾張国中島郡長庄大須に設けられた中島観音が前身とされます。南北時代の元亨4年(1324)に後醍醐天皇(第96代天皇・南朝初代天皇・在位:文保2年1318〜延元4/暦応2年1339)の勅願により創建された北野天満宮の別当寺院として元弘3年(1333)に能信上人によって開かれました。その後は後村上天皇(第97代天皇・南朝第2代天皇・在位:延元4年/暦応2年1339年〜正平23年/応安元年1368年)の勅願寺として寺運も隆盛し、最盛期には寺領1万石、近隣6各国に末寺が境内を構えるまでとなりました。戦国時代になると尾張守護職を担った織田家の庇護となり、織田信長は寺領500石を寄進しています。江戸時代に入り徳川家康により名古屋城が築城されると、家康の命により犬山城の城主成瀬正茂によって現在地に移されています。寺宝が多く古事記(賢瑜筆、3帖)と漢書食貨志(第四1巻)、ちょう玉集(巻第12、第14 天平19年書写奥書 2巻)、翰林学士詩集(1巻)が国宝に指定されています。大須観音(真福寺寶生院)山門は入母屋、本瓦葺、三間一戸、八脚楼門、上層部高欄付、下層部仁王像安置。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
愛知県4
愛知県5
愛知県6
大須観音
興正寺
建中寺
名古屋別院
日泰寺
聖運寺
養寿寺
鳳来寺
総持寺
宝蔵寺
了運寺
洞泉寺
赤岩寺
豊川稲荷
龍源寺
大恩寺