興正寺: 楼門

写 真
リンク
興正寺(愛知県・名古屋市)

興正寺(愛知県・名古屋市)概要: 興正寺は江戸時代前期の貞享3年(1686)に天瑞圓照によって創建された寺院です。天瑞圓照は高野山の僧侶で、弘法大師の五鈷杵を引き継いだ高僧として知られ、尾張藩2代藩主徳川光友が深く帰依した事から元禄元年(1688)には寺領の寄進の堂宇の造営が行われました。境内は本寺である高野山を模して計画された為「尾張高野」の異名があり、尾張徳川家の祈願所として大いに繁栄しました。大きく西山と東山に分かれ、東山である遍照院は女人禁制の学問修行の場で緊張感のある境内で、逆の西山である普門院は開放的で女性も参拝する事が出来ました。興正寺五重塔は文化5年(1808)に造営された建物で、愛知県に現存する五重塔の中では最古の建物で国指定重要文化財に指定されています。山門(中門)は、女人禁制だった東山(遍照院)との境にあった女人門を移築したもので、入母屋、本瓦葺(鯱付き)、三間三戸、八脚楼門、外壁は真壁造り板張り、上層部高欄付。本堂には本尊である大日如来像が安置されています。東山門は名古屋城の城門を移築したものと伝えられています。境内全域は興正寺公園として整備開放されています。

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
愛知県4
愛知県5
愛知県6
大須観音
興正寺
建中寺
名古屋別院
日泰寺
聖運寺
養寿寺
鳳来寺
総持寺
宝蔵寺
了運寺
洞泉寺
赤岩寺
豊川稲荷
龍源寺
大恩寺