本成寺: 楼門

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本成寺(新潟県・三条市)

本成寺(新潟県・三条市)概要: 本成寺は鎌倉時代末期の永仁5年(1297)に山吉定明、山吉長久が日印上人を招き創建された寺院です。日印上人は越後出身の日蓮宗の高僧で、幼少期は天台宗青龍寺(新潟県新潟市)に入り厳しい修行を行った後、天台宗の本山である比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本)でさらなる修行を積みましたが、帰国の際に鎌倉に立ち寄った際、日蓮聖人の高弟である日朗上人に感化され日蓮宗に改宗しています。鎌倉幕府による他宗派との教義論争では、日朗上人の代理で参加し、全ての宗派を論破する功績を挙げています。日朗上人が故郷である越後で布教活動を行っていた際、御経を乗せていた牛が青い蓮の華が咲き誇る所に差し掛かると急に動かなくなった為、霊地と悟り「青蓮華院」を開創、正和3年(1314)に師である日朗上人を開山一世とする「本成寺」に寺号を改めています。長く山吉氏の庇護を受け境内には七堂伽藍が造営され、多くの坊院を擁しました。昭和26年(1951)に法華宗陣門流の総本山となっています。山門は江戸時代後期の天明6年(1786)の建築で五間三戸、入母屋、瓦葺き、十二脚二重楼門、外壁は真壁造り木部朱塗り、新潟県指定文化財に指定されています。

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