神宮寺: 楼門

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神宮寺(新潟県・十日町市)

神宮寺(新潟県・十日町市)概要: 神宮寺は平安時代初期の大同2年(807)に征夷大将軍である坂上田村麻呂により創建されたと伝わる寺院です。往時は妻宥の総鎮守とも呼ばれていたそうなので、格式の高い神社の別当寺院(神宮寺)だったのかも知れません。現在でも平安時代に製作され、像高1mを超える木造十一面千手観音立像、木造四天王立像(毘沙門天)、木造四天王立像(広目天)を所有している事から当時は相当繁栄した寺院(神社)だった事が窺えます。江戸時代成立前後には既に荒廃していたようですが延宝8年(1680)に真浄院(新潟県十日町市四日町・曹洞宗)6世の朴巌道淳和尚により曹洞宗の寺院として再興され随時堂宇も整備されました。山門は江戸時代中期の宝暦13年(1763)に起工し明和6年(1769)に竣工した建物で、三間一戸、入母屋、茅葺、八脚楼門、間口8.27m、奥行き5.45m、外壁は真壁造り素木板張り(欄間部は白漆喰仕上げ)、上層部には高欄付、内部には阿弥陀三尊と西山三十三番札所観音が安置、下層部には延享元年(1744)奉納の仁王像安置、大草鞋が奉納、新潟県指定文化財に指定されています。魚沼三十三観音霊場第27番札所。妻在百三十三番霊場結番。

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