大雄寺: 楼門

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大雄寺(宮城県・亘理町)

大雄寺(宮城県・亘理町)概要: 大雄寺の前身である陽林寺は永正11年(1514)、伊達家14代当主伊達植宗が、盛南舜籍大和尚を招いて創建した寺院で、その際、舜籍は師である喜庵祥悦大和尚を開山1世とし、自らは2世となっています。慶長9年(1604)に伊達成実が亘理城に移封になると、陽林寺も信夫郡小倉村から現在地である亘理城(一国一城令の発令後は亘理要害)の城下に遷され、雄山寺、その後、大雄寺と寺号を改称しています。伊達成実は仙台藩初代藩主伊達政宗の従兄弟にあたる人物で、政宗の片腕として数々の功績を挙げ仙台藩一門第二席に格付けされています。大雄寺は歴代亘理伊達家の菩提寺として庇護され、境内には成実、実元、実氏3代の御霊屋、歴代亘理伊達家の墓碑が建立されています(成実の御霊屋と内部に収められている位牌、木像は宮城県指定文化財)。山門は江戸時代後期の文政年間(1818〜1830年)に造営されたもので、三間一戸、入母屋、桟瓦葺、八脚楼門、外壁は真壁造り素木板張り、上層部には高欄が廻り、花頭窓付、下層部には仁王像が安置(写真撮影時は空位)、楼門建築の遺構として貴重な事から亘理町指定文化財に指定されています。

大雄寺:動画

亘理要害:動画

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