塩釜神社: 楼門

写 真
リンク
塩釜神社(宮城県・塩釜市)

塩釜神社(宮城県・塩釜市)概要: 塩釜神社は当地を開発した武甕槌命と経津主神の先導だったとされる塩土老翁神が製塩技術を教えた事に感謝した住民が祭ったのが始まりとされます。祭神の塩土老翁神は古事記や日本書紀などの国造り神話にも度々登場し、主要な神々の岐路や困った際の先導役や助言役など重要な位置づけで描かれ、潮流を司る神、航海の神、製塩の神として信仰されています。塩釜神社は平安時代に入ると度々記録にも記載されるようになり、陸奥国府が置かれた多賀城(宮城県多賀城市)と隣接し、全国的も高額な祭祀料壱万束の寄進を受けている事から特別な存在だった事が窺えます(ただし、平安時代中期に格式の高い神社を列記した延喜式神名帳には記載されておらず、謎の一つとされます)。鎌倉時代には陸奥国一宮として認識されていたようで、建久4年(1193)には「一宮塩竈社」宛ての文書を発給され、歴代領主となる伊沢氏や留守氏などから篤く庇護されました。江戸時代に入ると仙台藩主伊達家の崇敬社として社殿の造営や社領の寄進が随時行われ、さらに門前町である塩釜には租税免除や市場開催許可、港湾整備などが成された結果、大いに賑わい社運が隆盛しています。随神門は4代藩主伊達綱村の命により元禄8年(1695)に着工し、5代藩主伊達吉村の代の宝永元年(1704)に竣工した建物で、三間一戸、入母屋、銅板葺、八脚楼門、国指定重要文化財に指定されています。日本神社百選

塩釜神社:動画

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
宮城県1
宮城県2
宮城県3
瑞川寺
桃源院
仙台東照宮
延命寺
当信寺
八幡神社
大雄寺
光明院
華足寺
昌学寺
養雲寺
宝鏡寺
竹駒神社
横山不動尊
定義如来
塩釜神社
八島家住宅