華足寺: 楼門

写 真
リンク
華足寺(宮城県・登米市)

華足寺(宮城県・登米市)概要: 華足寺は平安時代初期に、征夷大将軍で当地に派兵された坂上田村麻呂が、蝦夷征伐で犠牲となった愛馬「郷黒」と兵士達を一宇を設けて慰霊する為に創建されました。日本最古の馬頭信仰の霊地として、牛馬に携わる人達から篤く信仰され、本尊の馬頭観世音菩薩は奥州三十三観音霊場15番札所に選定されています。歴代領主である奥州藤原氏、葛西氏、仙台藩主伊達家から庇護され寺運が隆盛し、寺領や堂宇の造営が繰り返し行われました。寺運も隆盛し最盛期には三十数ヶ寺の末寺を擁する大寺院として発展しましたが、戦国時代の争乱に巻き込まれ衰微しました。山門は寛政11年(1799)に仙台藩9代藩主伊達周宗により造営されたもので、三間一戸、入母屋、桟瓦葺き(下屋庇:桟瓦葺き)、八脚二重楼門、外壁は真壁造り木部朱塗り、上層部には十二支の守り本尊である「八神像」が安置、下層部左右にはには増長天像、多聞天像が安置、宮城県指定文化財に指定されています。華足寺馬頭観音堂は天明6年(1787)に仙台藩8代藩主伊達斉村が造営した建物で入母屋、鉄板葺、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付き、登米市指定文化財に指定されています。

華足寺:動画

※ 当サイト「全国楼門建築」は資料や案内板、パンフレットなどを参考にして編纂していますが、個人的な意見も含まれている為、最終確認は自らの責任により最終確認してください。又、写真や文章のコピーは遠慮してください。

ホーム
全国:楼門
宮城県1
宮城県2
宮城県3
瑞川寺
桃源院
仙台東照宮
延命寺
当信寺
八幡神社
大雄寺
光明院
華足寺
昌学寺
養雲寺
宝鏡寺
竹駒神社
横山不動尊
定義如来
塩釜神社
八島家住宅