昌学寺: 楼門

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昌学寺(宮城県・登米市)

昌学寺(宮城県・登米市)概要: 昌学寺は平安時代の嘉祥元年(848)に、天台宗の高僧として知られた慈覚大師円仁が創建した旨江山鳳音寺台光院を前身に持つ寺院です。台光院は戦国時代には既に荒廃していましたが、戦国時代の弘治元年(1555)、吉山松音和尚(岩手県一関市:宝珠寺5世)により改めて曹洞宗の寺院として開山し寺号を「金鷄山正覺寺」と改めています(何時の頃か不詳ですが、その後「石越山昌學寺」に改称しています)。山門は江戸時代後期(天明5年:1785年起工・寛政9年:1797年竣工)に地元(赤谷)の名工として知られた菅原卯八によるもので、三間一戸、入母屋、桟瓦葺き(旧茅葺)、桁行3間、梁間2間半、上層部が鐘撞堂となる四脚鐘楼門、外壁は真壁造り素木板張り、花頭窓、高欄付、登米市指定文化財に指定されています(梵鐘は太平洋戦争中に供出)。本堂には本尊である釈迦牟尼仏像(一関出身の仏師佐藤惠吉作)や脇侍である高祖承陽大師像、太祖常済大師像などが安置され(旧本尊である延命地蔵尊は位牌堂に安置)、境内には子安観音堂(登米市指定文化財)、不老桜(登米市指定天然記念物)などがあります。

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