古川寺: 楼門

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古川寺(長野県・朝日村)

古川寺(長野県・朝日村)概要: 古川寺は平安時代後期の永長年間(1096〜1097年)に創建された寺院で、当初は山形村の清水寺の里寺だったそうです。その後衰微しましたが、室町時代後期の永禄元年(1558)に境内背後にある旭城の城主上條信隣によって中興されています。信隣は病弱だったようで病気平癒と延命長寿を祈願して延命地蔵尊と薬師如来像を勘請し普門殿を造営しています。江戸時代に入ると松本藩(長野県松本市:本城−松本城)の藩主から庇護され慶長19年(1614)には小笠原秀政が禁制(朝日村指定重要文化財)の発布と堂宇の再建を行っています。観音堂(長野県県宝)は寛永15年(1638)に造営されたもので、木造平屋建て、入母屋、銅板葺(元こけら葺)、平入、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付、内部は約半分が外陣、その奥の内陣、来迎柱が無いなどの特徴があり、天井には天女が描かれ、本尊として聖観世音菩薩像(室町時代制作、桧材、一木造、彫眼、像高97cm、胸囲52cm、腰周り99cm、朝日村指定文化財)が安置されています。古川寺山門は一間一戸、入母屋、茅葺、四脚楼門、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、上層部高欄付。信州筑摩三十三カ所観音霊場第28番札所。

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