健命寺: 楼門

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健命寺(長野県・野沢温泉村)

健命寺(長野県・野沢温泉村)概要: 健命寺は野沢温泉の温泉街に位置し、室町時代末期の永禄11年(1568)に本尊である薬師如来像を勧請して創建した寺院で、天正2年(1574)に市川新六郎が雲洞庵(新潟県南魚沼市)の南堂正舜大和尚を迎え曹洞宗に改宗開山しています。以後、市川家から庇護され寺領7石が安堵され寺運も隆盛しています。市川(市河)氏は桓武平氏城氏の傍流とされ、戦国時代には武田信玄(躑躅ヶ崎館の城主)に仕え、永禄10年(1567)には市川信房(新六郎)が安田以北の支配を命ぜられています。しかし、天正10年(1582)に武田家が滅ぶと、上杉景勝(春日山城の城主)に従い、慶長3年(1598)に景勝が会津黒川城(福島県会津若松市)移封に随行して当地を去っています。健命寺は庇護者を失ったものの境内は維持され、境内地である野沢温泉(飯山藩主の御殿湯が設けられた。)が発展するに従い多くの人が参拝に訪れるようになっています。又、健命寺は当地の名産である野沢菜の発祥地とされ、江戸時代中期に晃天園瑞が京都から持ち帰った天王寺蕪の変種とも云われています。健命寺山門は三間一戸、入母屋、銅板葺、八脚楼門、外壁は上層部が真壁造り白漆喰仕上げ、下層部は下見板張り。

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