清水寺: 楼門

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清水寺(長野県・山形村)

清水寺(長野県・山形村)概要: 清水寺は奈良時代に行基によって創建された真言密教の古刹です。その際、行基が彫刻した千手観音像が本尊として迎え入れられ信仰の対象となっていました。平安時代に入ると征夷大将軍として当地に蔓延る八面大王征伐の為に進軍してきた坂上田村麻呂が思わぬ苦戦を強いられた為、霊験あらたかな清水寺の千手観音像に戦勝祈願を行い決戦に臨みました。霊験のおかげで勝利を収めると坂上田村麻呂は、京都東山の清水寺を創建し当寺の本尊である千手観音像を勧請し本尊とした迎えたと伝えられています。その後衰微しましたが、江戸時代中期に住職として就任した禅心が浄財を募り再興を図り享保11年(1726)に観音堂、享保12年(1727)には鐘楼を再建、さらに光賢が境内の整備を推し進め、現在に見られる寺観が整えられました。参道には多くの石仏や苔むした石段など古寺の雰囲気が随所に感じられます。山門は享保11年(1726)に造営されたもので、一間一戸、寄棟、鉄板葺き、四脚楼門(元々は鐘楼門で、その後、上層部が仏堂に改修され、現在はその仏像も本堂に移されています)、外壁は真壁造り板張り、上層部木部朱塗り、花頭窓、「円通門」の扁額、山形村指定文化財に指定されています。

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