滋賀県の神社山門4

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一覧:日吉東照宮・多賀大社・兵主大社等

名 称
建築年
内   容
場 所
備考
・日吉東照宮・寛永11年 日吉東照宮

日吉東照宮は寛永11年に天台宗の高僧で、徳川家康の側近だった天海大僧正が創建した神社で、徳川家康の御霊(東照大権現)が祀られています。社殿は権現造で、本社である日光東照宮より早く造営しています。当初から神仏習合していましたが明治時代の神仏分離令により仏教色が一掃され、隣接する日吉大社の末社となっています。社殿は江戸時代初期の建物で国指定重要文化財に指定されています。

・滋賀県
・大津市
国指定
・多賀大社  多賀大社

多賀大社は何時頃から祀られていたのかは誰も判りませんが、奈良時代に書かれた日本最古の歴史書である「古事記」にも記載されていた古社です。格式も高く平安時代中期の延喜式神名帳にも式内社として記載されました。武田信玄や豊臣秀吉が祈願を行うなど広く知られた名社で、江戸時代には徳川家光が社殿を造営し、領主である彦根藩井伊家からも庇護されています。江戸時代中期には庶民からも信仰され、各地に講が結成されると多くの参拝者が訪れるようになり「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」と歌われました。

・滋賀県
・多賀町
町指定
・兵主大社・天文19年 兵主大社

兵主大社は景行天皇58年に創建された古社で、欽明天皇の時代に当地に遷座しました。格式が高く平安時代中期に成立した延喜式神名帳では名神大社として記載されています。社号の「兵」は武士、「主」は当主を想像出来る事から中世以降の武家政権為政者から信仰の対象となり社領の寄進や社殿の造営が行われました。楼門(神社山門)は室町時代末期(桃山時代)に建てられたものでに滋賀県指定有形文化財に指定されています。

・滋賀県
・野洲市
県指定
・鞭崎神社・慶長年間 鞭崎神社

鞭崎神社は白鳳4年に創建された古社です。社号は源頼朝が鞭を利用して住民から当社の事を訪ねた事が起因しているとし、崇敬が篤く社領の寄進や社殿の造営が行われました。江戸時代に入ると領主である膳所藩主から庇護され社領10石が安堵されています。表門(神社山門)は江戸時代初期に膳所城が築かれた際に城門として建てられたもので、明治時代に入り膳所城が廃城になると神門として移築されました。鞭崎神社神門(神社山門)は国指定重要文化財に指定されています。

・滋賀県
・草津市
国指定
・大鳥神社・大正9年 大鳥神社

大鳥神社は元慶6年に創建された古社です。古くから神仏習合し、比叡山延暦寺と深い関係がありました。歴代領主からも崇敬庇護され、近江国守護の佐々木家や豊臣秀吉、桂昌院(五代将軍徳川綱吉の生母)などが社領の寄進や社殿の造営を行いました。楼門は大正時代に造営されたもので、国登録有形文化財に登録されています。

・滋賀県
・甲賀市
国登録
・新宮神社文明17年 新宮神社

新宮神社は天平4年に創建された古社で、延暦年間に現在地に遷座しました。熊野大社、鹿島神宮、勝手大明神の分霊が勧請され、それぞれ別棟の本殿で祀られています。当時は杣三社大明神に数えられた名社、多くの信者がいました。神門(神社山門)は室町時代中期に建てられたもので国指定重要文化財に指定されています。

・滋賀県
・甲賀市
国指定
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滋賀県1沙沙貴神社豊満神社押立神社春日神社北野神社
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