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神社山門: 日岡八幡神社 |
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日岡八幡神社 |
【 概 要 】−日岡八幡神社は天喜元年に石清水八幡宮の祭神を御迎えして創建された神社です。歴代領主から崇敬庇護され、特に播磨国の守護職を担った赤松氏が篤く庇護し社運も隆盛します。戦国時代に赤松氏が大名家から没落すると庇護者を失い衰微しました。江戸時代に入ると三日月藩主森家が篤く庇護され、領内の中心的な神社として社領の安堵や社殿の造営などが行われています。現在の社殿は江戸時代初期に建てられたもので作用町指定文化財に指定されています。
【 場 所 】−兵庫県佐用郡佐用町乃井野 【 構 造 】−入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門 【 備 考 】−三日月藩は江戸時代中期の元禄10年(1697)に津山新田藩主森長俊が当地に1万5千石で入封し立藩しました。森氏は戦国時代に織田家の家臣として仕え、特に森蘭丸は織田信長の小姓として知られました。天正10年(1582)の本能寺の変で蘭丸はじめ多くの一族は討死し、当主である森長可も信濃奥地まで進軍し窮地に追い込まれましたが、長可は蘭丸の領地を引き継ぎ再興を図り、さらには豊臣秀吉に接近する事で信任を得ました。しかし、慶長5年(1600)の関ケ原の戦いでは豊臣家を見限り徳川家に転じ美作国津山藩18万石の藩主となっています。延宝4年(1676)に3代藩主森長武が弟である森長俊に勝北郡北部1万5千石を分知して津山新田藩が立藩し、三日月藩の藩祖となっています。
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